このスツールは端材や間伐材に野木村氏が開発したテンションシステムを用いてプロダクトを作るプロジェクトから生まれました。「きりよせ」は桐の端材を組み合わせ集成材を座面にした玄関用のスツールです。柔らかく肌触りが暖かい桐はどんな季節においても快適です。また軽量のため移動させることも容易となり正面に取り付けた桐箪笥用の取手は手元に引き寄せるのにも便利です。越後の小京都といわれる加茂市で二百年の歴史を持つ加茂桐箪笥。桐は材製材後、年月をかけ渋抜きと乾燥を行いはじめて箪笥の材料となります。このスツールは、そんな手塩にかけられた貴重な国産桐材で箪笥には使われない小さなものを集め作られています。
素材/桐、スチール